斬っても斬ってもキリがない
自分の身の丈より大きく、重い武器を片手で魔族をひたすら殺して行く
前方の方を見ればまだ森の出口は見えない。
『コトノ、キリがないよ』
頭に直接響くヒナターーー日向の声
鬼を鬼器とするとき、鬼の本当の名前を呼ばねばならない
日向はヒナタと読む
しかし、コトノはヒナタと呼ぶ
一度、聞いたことがあった。
何故、仮の名前をつけて呼ばないのか、と
するとコトノは今は失われた表情で言ったのだ
「ヒナタは明るい私の太陽。ヒナタ以外貴方に合う名前はないよ」
これは他の鬼主からしたら考えられないだろう
契約のときにつけられる名前は鬼を縛る呪いみたいなものにもなる
だけど、彼女は俺に違う名前は与えなかったんだ
本当の名前だけで言い。ヒナタにとってはそう言ってくれたようなものだった
自分の身の丈より大きく、重い武器を片手で魔族をひたすら殺して行く
前方の方を見ればまだ森の出口は見えない。
『コトノ、キリがないよ』
頭に直接響くヒナターーー日向の声
鬼を鬼器とするとき、鬼の本当の名前を呼ばねばならない
日向はヒナタと読む
しかし、コトノはヒナタと呼ぶ
一度、聞いたことがあった。
何故、仮の名前をつけて呼ばないのか、と
するとコトノは今は失われた表情で言ったのだ
「ヒナタは明るい私の太陽。ヒナタ以外貴方に合う名前はないよ」
これは他の鬼主からしたら考えられないだろう
契約のときにつけられる名前は鬼を縛る呪いみたいなものにもなる
だけど、彼女は俺に違う名前は与えなかったんだ
本当の名前だけで言い。ヒナタにとってはそう言ってくれたようなものだった