ぐるぐる考えているうちに放課後になってしまった。 掃除を済ませて、ゴミを捨てにゴミ捨て場に向かっていたその時 「おう、夏樹」 ぽんっと肩をたたかれた。 「あ、悠馬掃除終わったの?」 「おう、お前はゴミ捨てか?」 「うん、なんなら付き合ってくれてもいいけど?」 「なんじゃそりゃ」 いきなり笑いだした悠馬。 なんだかこういうの、久しぶりかもしれない。