「何かあったのか?」 「ううん、何でもない!で、悠馬はどうしたの?」 「あ、あぁ…えーと。お前の飯を邪魔してやろうかと思って」 「はぁ?」 「うるせーな、ほら食うんだろ?」 悠馬が不貞腐れたように言ってベンチに座る。 もう、悠馬ってば! だけど、ほんとはすごく優しいんだよね。 「何だよ」 「ううん、何でもない」