「夏樹はあいつをどう思ってるの?」 「あいつって?」 「今の」 「今のって、悠馬?」 シュウがこくん、と頷く。 「どう?って…友達だよ。それ意外に何があるの?」 「いや、いい」 なんだろ?急に機嫌よくなってない? 「先に戻る」 「え?ご飯は?」 「じゃあ」 顔が近くなったと思ったら、頬に唇の感触。 「ゴチソウサマでした」 そう言って行ってしまった。