「は?」 好きってなにが? 首を傾げるわたしを見て、悠馬が息を吐いた。 「何でだよ」 「何でって何がよ」 言っている意味が分からない…あっ 「そっか。わたしも好きだよ」 「え!?」 「コレでしょう?」 そうだ、ずっと返すのを忘れていたよ 「はい、コレ返すね。すっごくよかった!ありがとう」 CDを悠馬に返す。 悠馬は何故かしゃがみこんだ。 「あれ?どうしたの?」 「んでもねぇよ」