「バ、バカじゃないの!!そんなの出来ないに決まってるじゃん!」
どうしてこう、普通に言えるの?
こいつは!!
「俺、夏樹が好きなんだけど」
「だからって!そんなの出来るわけないじゃない!」
一体何を考えてるのよ!
意識なんて今までしたことなかった。
シュウの気持ちなんて
だからか分からないけど
わたし、今すごく緊張してる。
ドキドキが身体中から聞こえてくる。
「夏樹、顔赤い」
意地悪な笑顔。
シュウは、嬉しそうにさらに近付く。
「シ、シュウ!誰か来るよ」
なるべく離れようとするけど。
シュウがわたしから離れる感じはない。
だ、ダメだ
限界!


