「シュウはさ。いつからその…わたしが好きだったの?」 シュウは少しだけ目を閉じて、それからまっすぐわたしを見つめる。 キレイな瞳。 確かに周りの子が騒ぐのも分かるかもしれない。 「夏樹さ、覚えてる?幼稚園の時」 「幼稚園?」 「うん。あの時夏樹、クラスの友達から仲間はずれにされてただろ?」 そういえば、そんな事があったな。 「しかもその上人見知りで。一人で寂しそうに砂いじりしてた」 そうだ、思い出した。