いきなり腕を掴まれて引き寄せられた。



「ちょっと、シュウ?」



寝ぼけているのか、それとも何かの冗談なのか。



シュウはわたしを掴んだまま放さない。




「シュウってば、起きてよ!ご飯だよ!」



こんなに大きな声で呼んでるのに。


シュウってばほんとに寝起きが悪いんだから。



昔からこういうところは変わらない。




「夏樹..?」



何度か呼んでようやく目が覚めたシュウ。


これで放してくれると思ったら
シュウはとんでもない言葉を口にした。



「夏樹、太った?」