「楽しみだな、新作なんだっけ」



「…トリプル抹茶パフェ」


「いいじゃん、いいじゃん!楽しみだな!」



ちっとも楽しみじゃない!


ちらりと美映ちゃんに助けを求めるも、ニヤニヤ笑うだけで何もしてくれない。


もう、仕方ない!約束したのはわたしだし。

大きく息を吐いて、両手をあげた。


「分かったよ。じゃあ放課後ね」


「おう!楽しみにしてる」




そりゃああんたは楽しみなんだろうけど。お金を出すのはわたしなんだから。


「何の話?」


さっきまで席に座っていたシュウが近づいてきた。