かけられっぱなしですよ!とは言えないわたしは苦笑いでごまかした。
「なんかあったらいつでも言ってよ?ぶっ飛ばすから」
力こぶを作るおばさん。
こういうとこ、シュウとは似てない。
笑顔がキラキラ眩しくて美人で。
わたしの憧れている人だ。
「俺が迷惑かけられてんだけど?」
「シ、シュウ!?」
シュウが眠そうな顔をして出てきた。
「はぁ?わたしがいつ!何時何分、地球が何回回った時迷惑かけたのよ!」
「高校生にもなってそれかよ」
う、悪かったわね、いつまでも大人気なくて。
昨日ドキドキしてしまった自分がバカみたい。