「はぁ。これで赤点とったら二人のせいにしてやるっ!」 大きく独り言を呟いてノートを開いたその時、携帯のSNSが鳴る音がきこえた。 のぞくと、相手は悠馬。 「何がごめん、大丈夫か?よ!」 大丈夫なわけないじゃん! 返信するのもイヤになって再び机に向かう。 ふと窓の外を見てみる。 わたしの机の前にある窓からは、シュウの部屋が見える。 明かりがついてる。 シュウも勉強してるんだな。