ルクレツィア・シモーネ・ボルジアはボルジア国希望の女王になった


「はぁ…私はベスが羨ましい」


ベスは変わらず私の侍女だ

今、日差しを浴びながら野原で本を読んでいた


「えっ?私は特に何もございませんが…」


「ふっ…自由に恋愛ができていいな」


「えっ!?陛下に愛されてるじゃないですか」


陛下に愛されてる?
冷酷な野望の持ち主がか?

「私を愛するより家をだな」


なんせ、政略結婚ですから


「側近のルーシファはどうだ?カッコいいとは思わないか?才色兼備よ」

「陛下も才色兼備ですよ、それに私、今、恋愛できません」


なぜ?十分ベスは可愛いのに・・・


「もうすぐ、戦争がおこりますので・・・」


あぁ、そういうこと

チェーザレ様の先読みでも戦争が起こるとおっしゃってた


規模は小さいくらいの