...急に静かになった。

毒牙の下っ端たちがドアを叩くのをやめた。


そのかわりに...不気味な雰囲気を漂わせている。

瑞「みんな部屋から出てこい。来るぞ...」

そう言うと一斉にドアが開かれた。

翔「とうとう来たのですね。予定より2時間オーバーです。」

そうだ。今は15:12分。

瑞「涙と彩音は?」

優「あぁ涙は起きなくて...彩音は付き添って寝ちゃってたよ。」

彩音も変わったな...二人には眠っててもらおう。あの二人が見るのは辛すぎる。

瑞「優真、南斗。二人は涙たちを見ててくれ。こちらが危なくなったら援護を頼む。」

南「わかった。無理はすんなよ。」

二人は頷き涙たちが眠る部屋に行った。


剛「おい...どーやって部屋から出て勝負すんだよ。」

瑞「えっ?そのままドア開けて行くつもりだけど?」

剛「そんなんでいいのかよ。ドア叩いてた連中は?」

なに?こいつこんな時でもバカなの?

瑞「あのねぇ?なん「叩いてた連中は毒牙の、総長の後ろにいるだろ。」」

私の言葉をさえぎったのは昴。

イラってきたけど落ち着けー

でも剛は納得してくれた。


瑞「みんな準備はいいか?」

皆「「「「「「「おーーーーーーーー!!!」」」」」」」

皆「行くぞ!!!」