りゅうのお墓には、先にきれいなお花がおいてあった。たぶんりゅうのお母さんだと思う。

「わー、きれいなお墓ー」

「いや、感心するところそこじゃないだろ。」

「いいじゃん。はい、お線香。」

「あ、ありがと。あと、りゅうの好きなお菓子と、手紙。」

「まだ手紙やってたの?すごいねー」

「あほか。そう簡単にやめれてたら、最初からやらねーよ」

「ま、それもそうか。」

「ほら2りとも、お墓参りに来たんでしょー?」

「「ごめん」」

ーーーねぇ、りゅう。私、こんな歳になったよ。元気?そっちは楽しい?りゅう、毎年の手紙届いてるかな?聞きたいこといっぱいあるけど、言いたいこと、いっぱいあるけど、1つだけ言うね。りゅう、今でも、これからも、いつまでも、大好き。また、来年ね。



「もう、るか長すぎ!じゃ、いこっか!」

「ねっ!」

「おうっ!」