「大丈夫よ。私は、りゅうやの幸せが1番だもの。りゅうがそれでいいなら、私は何も文句ないわ。」

なんで、おとなは、親は、そんなに強いんだろう。私にもそんな強さが欲しい。

「5月13日16時34分ご臨終です。」

お医者さんがりゅうが逝ったことをつげた。涙は流れたけど、それは悲しいんじゃなくて、決心した涙だった。