うん、空那も顔怖い。にらみすぎてあの二人の肩がびくびくしてるし。

「3人とも、私大丈夫だから。家にも真っ直ぐ帰るし。第一、龍もいるし、瑠那君も空那もいるでしょ?」

「ま、まぁね。でも、るかのことは絶対に守よ!」

「うん、ありがとね、空那。」

いえいえ。



ーーーこのとき、あの二人が笑っていたことに全く気づかなかった。
少しでも注意していれば、あんなことにはならずに済んだのに。