放課後。龍と一緒に返っていた。

・・・よしっ、言うか。


「りゅ・・・りゅう、」

「んー?」

・・・相変わらず暢気だなぁ・・・。

「あのさ、あの、・・・す・・・」

「す?」

そう言って、りゅうはこっちをむいた。

「うん・・す・・・き。」

「・・・え?」

「だから、ちっさい頃から好きだった!」

「え・・・あぁ、ありがとう?」

今、私の顔はたいへんなことになってる・・・とおもう。感情が溢れて泣きそう・・・

「俺・・・」

「知ってるの!知ってるけど、好き・・・なの!」

「あの・・・琉華子?」

「あ、でもこれからも仲良くしてよね?」

「お、おい・・・」

「じゃぁ、ね。」

早く帰ろう。じゃないと本気で泣きそう。

帰るためにダッシュの姿勢を取って走ろうとしたとき、ガシッと腕を捕まれた。

「え?どうしたの・・・」

「ちょっとまて。俺の話を聞け。1人で解釈して終わらせるな。」