~紗枝~ 私は、一言で言えば小さな草だと思う。 隅っこの目立たない場所にいるただの草… 地味な私にはぴったりだ。 「え?あの子誰?始めてみた」 「ばかっ!聞こえるよ」 そう言われるのは、日常茶飯事のこと。 もう慣れた、慣れてしまったんだ 「おーいっ!陽」 陽と呼ばれた男の子は、 三郷 陽(みさと はる) 誰からも好かれていて、明るくて元気、私とは、正反対… 「湊川さん危ないっ」 ガンッ と言う言葉とほぼ同時に私の所に丸いのが当たった。