それはそうと、

音恋:「希斗、ちゃんと漢字です!!音に恋と書きます!!あっちの猫にしないで下さい!!」

そう、猫は猫でも、人間で、名前もある。ナンバーじゃないし、物じゃない。

悪魔たちは私を物として扱った。

そんなのは、嫌!!

希斗は気が付いていたようだ。

私が泣いていたことに・・・

でも、黙っててくれた。

猫。

私は猫。

猫は、集団を好まない。

猫は、気が付かれるのを好まない。

知っているなら、誘拐しなくていいじゃない。