翌日。

また、夏休み前と同じように
哲也と登校する。

学校に着いたら着いたで


「てっちゃ~ん。おはよう!」

え?

「あぁ。はよ。」

「あのね。ここ。分かんないから教えて欲しいの!」

教えて…ほしい?

「ここはだな…。xから-6をかけて……。」

哲也も教えてるー!

教えるだけならいいか!

能天気な私がそう考えていると。

崋恋ちゃんが私を見て、

フフンッと勝ち誇ったような顔をした。

え?なに?なんなの?