今までまとわりついてた奴らが

席に戻っていく。

作り笑いをしていたせいか

頬がいてぇ。

「青木ー。」

「はい。」

呼ばれたから返事をする。

そのときでも

「「「キャー!」」」

これだから女子は

この頃女子がほんとに嫌いだった。

「松山ー。」

「はい。」

「よし。いるな。えーと…水野ー。」

「…………。」

「水野はいないのか?遅刻か。」