「俺のそばにこれからもずっといてくれ。俺は男だから18まで結婚はできない。だから今は約束だ。」

頬にしずくが流れるのを感じていた。

「哲也…。大好き!いる!ずっといるよ!」

「おぅ。」

そう言って抱き合う。

「葵。手、出して。」

「うん。」

手をだす。

哲也が私の薬指にリングをはめる。

それを見てまた泣いてしまった。