甘くて危険な恋!?

「お前。なにしてんだよ。」

「てっ……ちゃん?」

「哲也……。」

そこには哲也がいた。

「答えろ。お前こいつになにしようとした?」

哲也が私の前にかばうように立ってそう言う。

いつもより声が低い…。

「葵ちゃんがかわいいから、なでてあげようとしただけだよ?」

いつもの高くて甘えるような声で答える崋恋ちゃん。

「嘘ついてんじゃねぇよ!!なでようとしてなんで手なんか振り上げてんだよ。おまけに大嫌いだとかほざきながら。」

「聞いて…たの?」

「ちょうどここで昼寝してたからな。」

昼寝してたんだ……。