甘くて危険な恋!?

私はいそいで立ち上がり

なぜか反射的にそのブレザーを

自分の後ろへ隠した。

「葵ちゃん。ずっと前にてっちゃんと別れたんだって?」

哲也から聞いたのかな…

でも、なんでいまさら?

「そ、そうだけど…なに?」

「フッ。バカね。」

「バ、バカ?」

「見たんでしょ?私とてっちゃんがハグしてキスしたところ。」

「うっ……。」