実らぬ恋〜『コンビニに行こう!』番外編〜


コンビニに行く途中…


『悪かったな…変なとこ見せて…』


純さんが気まずそうに話し出した。


『いや…。もしかして修羅場ですか?』


『まぁ…な…。』



純さんのこの曖昧な返事が…

俺を無性に不安にさせる…。



ヤバイな…


マジで純さん…別れちゃうな…。




純さんがフリーになったら…

俺…太刀打ちできねぇ…。


焦ったって…しようがないのに…



俺の心臓はドクドク…


寒いはずなのに…


ジンワリと汗が出てきていた。





コンビニに着くと、俺は適当に飲み物を手に取りレジに向かった。



レジには店長…。


と、無理やりシフト組まされたお人好しの健さん。


俺を恨めしそうに…

ジットリ横目で見ていた。