指を動かす度にビクッとするハルちゃん…。
そして、泣きながら、
『やめて…コウさん…。』
無理だよ…。
もう…引っ込みつかない…。
ハルちゃんが物凄い馬鹿力だったら…
こんな最低な俺をはねのけてくれるのに…
もう俺一人のコントロールじゃ…
押さえきれないんだ…。
そう…
野獣…
そのものだった…。
もう止まらない俺の野獣心がエスカレートし…
ハルちゃんが一層叫び声を上げた時だった…。
“ガチャッ”
俺の部屋のドアがいきなり開く…。
俺の止まらなかった野獣心が動きを止めた…。
固まる俺…
押さえつけてた手の力が緩み、ハルちゃんは咄嗟に乱れた服を慌てて直していた…。


