『コウさん…ちょっと待って…』
ハルちゃんの抵抗する声だって、今の俺には誘ってるようにしか聞こえない…。
ハルちゃんの弱い部分…
耳…。
俺はわざと耳元で囁く…。
俺をこうさせたのは、ハルちゃんが聞きたくないことを言うからだ…と…。
ハルちゃんは逃げるように首を傾ける…。
ふん…
首が隙だらけだっつーの…。
耳から首へ…
唇や舌を這わせる…。
ビクッとなるハルちゃん…。
そんな怯えた感じも…
いいなぁ…。
この時の俺は完璧に理性を失っていた。
俺が純さんを忘れさせてやる…
俺なしじゃいられなくしてやる…
さっきまで抵抗とは思えない抵抗をしていたのに、突然やめたハルちゃん…。
諦めたのか…受け止めてくれたのか…


