もうダメだ…。
もう…とめらんねぇ…。
『頭を上げて…』
俺の意思とは反対に、声が震えてる…。
ハルちゃんは恐る恐る顔を上げ、俺の瞳を捕えた。
なんだよ…その顔…
申し訳なさそうな…切なそうな…
ムカつく…。
そう思ったら…悔しくて…
ハルちゃんを本能のまま、押し倒していた…。
抵抗するハルちゃん…。
そんなの…抵抗した内にはいんないっつーの!
逆に、変なスイッチ入っちゃうんだよ…。
その潤んだ瞳…、少し乱れた髪…、抵抗する細くて白い腕…。
ハルちゃんの全てを奪ってしまいたい…。
後々、後悔したって構わない…。
いくら抵抗したって俺はハルちゃんの弱い部分を知ってるんだ…。


