さっきは離れたのに…
今度は受け入れてくれてる感じ…。
俺の気持ち…わかってくれたのか？
そう思うと…余計に力が入る…。
ギュッと余計に力を入れた…。
『たしかに…純さんに会うまではコウさんとお付き合いしたいと思ってました。』
純さんに会うまでは？？
そう耳に届いたとき、自然と腕の力が抜けた…。
そんな俺から少し離れ、
『でも純さんに会っただけでこんなに動揺してます。それなのにコウさんとお付き合いするのは…ごめんなさい…。』
頭を下げた。
なんだよ…それ…。
ごめんなさい…ってなんだよ…？
俺はそれでもいいって言ってんのに…
付き合おうと思ってくれたんなら…それでいいじゃねぇか…
怒りにも似た感情が込み上げてくる…。
