急に倉庫のドアが開き、純さんが現れた。



一瞬純さんを見たハルちゃんは、切なそうにすぐに俯いた…。



そこでは気付かなかった…。



馬鹿な俺はハルちゃんの行動には何も気付かず、ふざけて純さんにもハルちゃんの頬を触るように言ってしまったんだ。



俺の言葉に、純さんもハルちゃんの頬に触れた…。



その時…ハルちゃんは、俺が触れた時以上にびくついてて…さっきまで青白かった頬を、真っ赤に染めた…。



…えっ…?



なんで…?



ハルちゃん…もしかして…純さんのこと…?




変な胸騒ぎ…




すっかり二人の世界で…



俺は、退散するしかなかった…。




ハルちゃんの想い人は…



純さんだった…。