今は、冬に近づいている秋。

だから日が落ちるのがはやい
7時には、もう真っ暗だ。星だって…


私は、双葉 優美 フタバ ユミ

今、部活が終わり校門を1人出ようとしていた

多分最後の1人だと思う。
次の試合について顧問と話をしていたら
こんな時間になってしまった。


最近いいことがない。疲れたよ…。

上を見上げるとたくさんの星があった。

何故だか泣いていた。

「あ…ぁ。なんでだろ…誰か助けてよ」

私、今なんて言った…?

「助けて?」

なんでだろ。

「助けてやろうか?」

急に後ろから聞こえてきた言葉。

「え…?」

振り向くと前から、なんか気になってた
上畑くんがいた。

「って、お前なんで泣いてんの!?」

驚きを隠せない上畑くん。

「なんでもない…」

これが始まりだった。