僕らの青春

新しい通学路には桜の木がずらーっと並んでいた。

卒業式には間に合わなかったが
入学式には間に合ったようだ。

桜…なんて、興味ないけど、
こうして、目の前にするとやっぱり綺麗だなと実感する。

「…うわぁ、すっげぇ」

風が吹く度に降ってくる桜の花びらに

思わず見とれていた。


ドンッ……


「いて……」

上を向いて歩いていると、
何が自分の胸のあたりにぶつかった。

驚いて、下を見るとそこにいたのは


「いてて……す、すみませんっ」

そこには、上目遣いで俺のことをチラ見しつつも

何度もお辞儀をしている女の子の姿があった。


俺は息が止まるかと思った。

その女の子は、とても可愛いかった。

小柄な体型に、肩くらいまで伸びた髪の毛。

顔は、綺麗というか……

童顔でとても可愛いかった。