星に願いを

「あ!さっきのお地蔵さん!」




びく!



「きゃー!」




泣きながら黒木君に抱きつき カタカタ震えていると




そっと抱き締めてくれた
少し安心する私




「橘。」




黒木君は温かくてほっとした
しばらく抱き合っていると




「ごめん。嘘。」




力が抜ける私
私 何回騙されてるんだろう



「意地悪。もうー 一人で帰れないじゃない!」



私 怒ってるんだけど 笑ってる彼
もう怒る気もなくなった