プルプルプル、プルプルプル。

こんなに昼間に電話!?夢に何かあったんか!?

ピッ


父「もしもし!大地雄吾さんですか!?私は。。。桜の、父親です!謝罪は、後ほどします!お願いです。力を貸してください!!~病院にいます来てくれませんか!?」

は!?、俺を、俺らを捨てたおまえ等がいまさらなんやねんな!!

でも。。。。桜が?

俺は、一応真二に、電話し事情を伝え病院に急いだ。

507号室

ガラ!

扉を開けた俺の、目に飛び込んできたのは血の気のない9年前に別れた桜の横たわる姿。

「さ。。。桜?お前。。。どうして?」

スースーと、苦しそうな呼吸しか返ってこない。

父「桜は、9年前白血病と診断されました。白血病を治すには、かなりの治療費がいる。
しかし、桜にはそんなお金なかったんです。仕方なく私に頼った。しかし、私は桜に、君と別れるなら
力をかすと言ったんです。こんなことになるなんて。。。桜のドナーがみつかりません!」

桜が、桜が、白血病?

俺にぶつけた電話。。。あれは、嘘なんか?それやったら俺は。。。。

父「検査してもらえませんか?お願いです!もう、あなたしかいない。こんなこと、図々しいと思ってますでも!もう。。。桜を助けてください!お願いします!!!」

「。。。許さないですよ。。。俺を早く頼らんかったこと!」

父「。。。!!それじゃあ!」

「なんぼでもしますよって!俺は、あいつの旦那です!そんなん。。!なんで。。。言うてくれれば」

父「すまない。。。」

・・・検査後

「ふぅー。。。夢に連絡してもええですか?」

父「会わせてくれるのか!?」

「母親の顔も、見させてあげたいし。」

プルプルプル、プッ

真「!!どうやった!?。。。うん、うん、。。。!?白血病!?。。夢を?。。わかった!!」

・・・・・

「。。。ンッ。。?」

「桜!?起きたんか?」

「。。。!?何で?。。あなたが、此処に?」

「ちょい待ち?今夢くるでな。。。。会いたいやろ?」

「夢。。。。」

桜の目にうっすらと涙が滲んだ。。。