「・・・んっ・・・」

彼女が、毎朝目を開けて初めて見るものは真っ白天井とアルコール臭い空気

彼女は、滝沢桜。29歳。

(夢を見たわ・・・・あの日の夢。・・・雄吾・・・夢・・・ごめんなさい)  ツゥーーー

彼女の、血色のない白いほうを、涙がつたった。

彼女は、雄吾のもと恋人で夢の母親である。

彼女は、9年間ずっと病院にはいってたのだった。

実は、彼女は

父「桜・・・今日も見つけれなかった・・・すまない」

 「いいのよ。お父様・・・わがまま言って、大切な人を傷付けた罰ね・・」

父「いや!・・ドナーは必ず見つける。このまま死なせわしないからな!!」

くすっ。彼女は、少し微笑んで麻酔に負けて眠りについた。

父「こうなったら!もう、あの人しかいない!!・・・許してくれ、桜」