夢「パパ!早く起きて!!遅刻しちゃうよ」

 『んーごめん。夢今起きるよ。。。。グーzzz』

夢「パパ!!」

俺は大地雄吾。シングルファザー32歳

この、小さい嫁さんは娘の夢。9歳

この子の母親は、この子が生まれてすぐ家を出て行った。。。。。

~9年前~

『たっだいまー!!桜!!夢ー!!。。。桜?』

桜は、いなかった。机の上には置き手紙一枚

「さようなら。ただ、一本だけ電話にでます。それで、抗議も全部聞きます。  桜」

俺はすぐ電話した。

3コール・・・(プッ

「・・・もしもし。雄吾?」

『・・・どういうことなん?イタズラなら、むかえにいくで、どこなん?』

俺は明るい調子で聞いた。イタズラなら。。それが思いつくほど彼女は、明るい女の子やったから。。。

「イタズラじゃないの。もう帰らない。。夢を・・・」

『ふざけんなや!!どういうことやねん!!帰らんて。。。』

「もう、ウンザリ!!一人で子供育てるのも、好きな仕事辞めたのも!!」

『でもそれは!お前がそれでいいって・・・』

「お父様と縁をきったのも、貧乏なのも、いやなの!!」

『・・!!!』

彼女は、滝沢財閥のご令嬢で俺達は彼女の父親の弟が経営する同じ系列の会社につとめていた。

彼女は、年下でお嬢様だったけど気どらず、関西人で貧乏な俺に優しくしてくれた。

そんな彼女にいつの間にか惹かれていた。そしてまた彼女も俺に好意をもってくれた。

付き合い始め、しかし、結婚することをきめたときはさすがにお父様に挨拶するべきと、彼女のお父様に会いに行った。

彼は、シングルファザーで一人で桜を育てたそうだ。だから反対された。

しかし、桜はあきらめなかった。そんな彼女にお父様は、結婚するなら縁をきる!!と言いはなった。さすがに。。と思ったが

彼女は、俺を連れて縁をきる!!と出て行った。

そして、貧乏な俺を選んでくれ夢が生まれたので家庭に入り、そして俺は会社にのこれた。

そして、籍を入れるというときに彼女は・・・出て行った