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「おはようございます!」
「おはよう。今日から夏休みか、助かるよ。人手が足りなくてな」
タオルで汗を拭きながら俺に言ったのは、この会社の社長である小林さん。小林さんは金属加工のプロフェッショナル。俺の憧れの人なのだ。
「いえ!こちらこそ!夏休みの間にバリバリ働いて稼がなきゃなんで!よろしくお願いします!」
「ありがとう。よろしく頼むな。とりあえず今日は、そこにある品物のバリ取りをやってもらおう」
「はいっ!了解っす!」
小林さんは優しい上にかなりの男前だ。若い頃はさぞかしモテただろうと思うけど、きっと硬派だったんだろうというのが俺の予想。



