男子校に一輪の華。

鮎川くんは、震えていた私の肩を、優しく抱いてくれた。


「怖かったよな…もう大丈夫だ。俺がついてやっから。」


私は鮎川くんの優しい言葉に、また涙が溢れてきた。


私は鮎川くんの胸に顔をうずめ、長い間泣いていた。



そんな私を、彼は優しく包み、頭を撫でてくれた。


ん?なんだろう…この気持ち。


初めて感じる、なんだか不思議な気持ち…。