男子校に一輪の華。

河村くんは、すぐさま悲しそうな顔になり、


「まじで悪かった。」


と、一言残して、私の部屋を出ていった。


私はただ、その場でフリ-ズしているだけだった。


何が起こったのかも、考えられなかった。


どうして河村くんは、こんなことしたの?


私は、ブラウスから下着が見えているのにも構わず、ドアを見つめていた。