男子校に一輪の華。

と、鈴木くんに突っ込まれた。


「え?あの、イケないこととは…」


「ははっ純粋のままがいいよ。」


え~。教えてくれたっていいじゃない…


あ、あの人って、何年生なんだろうか…


「あの、速水 簾くんっていう方は、何年生なのですか?」


私がそう言った瞬間、さっきまでのにぎやかな空気から、凍った空気へと変わった。