(…綺麗な子だったなぁ)
帰り道、零は真珠の事を思い出していた
『ぐー』
(あっそういえば昼飯まだだったな)
時間を見るともう13時を回ろうとしていた
零は病院から近い行きつけのイタ飯屋に立ち寄った
「こんにちはー!」
「いらっしゃい!おっなんだ零か!久しぶりだな!」
「最近忙しくて笑昨日全国ツアー終わったばっかでさ、今日から3日間だけオフなの」
「そうか!全くただのお金持ちの坊ちゃんがな!まぁやりたい事やらせてくれる親父さんに感謝だな!」
「そっすね笑」
ここのイタ飯屋のマスターは昔、零の家で勤めていた執事で零のお世話係だった
零の実家は昔からの由緒正しい家柄で皇室との姻戚関係もあった
今は真宮コーポレーションとして世界中に支社がある大会社だ
零は魚介のパスタを食べて店をでた