「何かあったらいつでも僕の所においで

科学室にいるからね」


「はい……っ」


そうやって返事をして、須田先生にお礼を言おうとした時



「何、してんだよ。」


ー!?

私の後ろから、低い声がした。


「ああ、大神くんか

何って別に、僕はただ泣いてる彼女を慰めてただけだよ」


そうやって優しく言う先生を大神くんは睨みつけている。


なんか、大神くん……いつもと雰囲気が違う。


「ウソつくなよ、」


大神くんは荒い口調で睨みながらこっちにやってくる。