須田先生が入って来て慰めてくれた。


「また、泣いているのかな?」


そう言って、私の涙を拭う須田先生に少し

ドキっとしてしまう。


先生とかお父さんとかなら、触れられることに抵抗はないんだけど

やっぱり須田先生はモテるだけあって

ちょっと緊張する。


「また、誰かに泣かされたの?」


すごく優しい須田先生。

生徒にモテるのもよく分かる。


「あ、えっと……

ちょっと色々、自分の気持ちにテンパっちゃってて」


すると、ニコッと笑って私の頭をポンポンと撫でてくれた。