それなのに、 学校に行ったって大神くんはいつものように女の子に笑顔を振りまいているし 放課後だって全然、昨日のことがウソみたいだし…… せっかく付き合ってるんだもん そりゃあデートだって期待するよ……。 それを、甘い考えだなんて、 本当に付き合ってるって言えるのかな? っていうか、私達付き合ってるんだよね? モヤモヤとそんな事を考えていると 大神くんは、私にぐっと顔を近づけてくる。 「何、考えてんの」 「うあ、えっと……」 「また石渡のこと?」