「劇成功おめでとう、 お前が主役出来んのかすっげぇヒヤヒヤしてたけど うまかったぜ、赤ずきん」 へへっ、なんかこんなに褒められると 照れちゃうな。 「ありがとう、いろんな人に頑張れって言ってもらえたお蔭 石渡くんにも色々助けられたなぁ」 「別に俺はなんもしてねぇけど」 鼻をかいて、そっぽを向くのは 彼が照れた時にやるクセだ。 「あのよ……」 すると、石渡くんは少し気まずそうな顔をして聞いてきた。 「最後、大神と本当にキスしたのか?」 「え、ああ!あれは……」