そして次の日ー。


学校に行くと

案の定、彼女は僕と目が合うと慌てて逸らした。


ふぅん。

まぁ、そっちがその気ならそれでいいんだ。


どうせ今日のレッスンも来ないだろうし、僕は僕の作戦を使うまでだ。


担任が入って来て席につく。

すると、


「じゃあ今日は文化祭でやる劇の内容決めをするぞ~」

先生はそう言った。


「何がいいか意見言ってくれ」


その言葉にクラスはどんどんと色んな意見を出していく。


「ロミオとジュリエット」


「シンデレラ」


そして、ある意見が出た時

僕はにやりと笑った。