「だから、嫌な所は全部教えてほしい 治すから教えてください」 小さい頃から大好きな親友だった。 何かあったらいつも守ってくれて側にいてくれる。 性格はあんまり似てないのに こんなに一緒にいたいって思ったのは初めてだった。 だからその分、甘えていたのかもしれない。 ちーちゃんがいてくれるから大丈夫って。 すると、ちーちゃんは言った。 「ごめん……里絵 私が共学に入ったの……里絵と同じ学校になりたくなかったからなの」 そう、か。 考えれば分かっていたことかもしれない。