「ありがとう大神くん」 「お礼言われることなんてしてないけど」 彼は本当に素直じゃないけれどやっぱり根は優しい人だと思う。 じゃなきゃこんな事してくれないから。 「行ってくるね!」 私は多目的室を飛び出して、体育館に向かった。 ちーちゃんの練習が終わったらちゃんと話すんだ。 1時間体育館の前で待っているとバレー部の人達はゾロゾロと 外に出て来た。 終ったみたい……。 「ちーちゃん!」 たくさんいる集団の中に声を出して名前を呼ぶと ちーちゃんは振り向いた。