追いかけることも出来ずに 私はただ茫然としていた。 どうしよう。 後からやってくる後悔。 私があんなに聞いたからだ…… 言いたくないことだってあるのに、 それなのにしつこく聞いたから…… もしかしたら 『里絵のそういう所、嫌いなの!』 男の子が苦手な性格が治ってないのに 一緒に共学に来たこともわずらわしいって思ってたのかもしれない。 どうしよう……。 流れ出しそうになる涙を必死でこらえていたら 石渡くんが話しかけてきた。 「おい、大丈夫か? なんかもめてたけど」