…。
「ん…?」

どれぐらいねむったのだろうか。

外を見るとすでに日はくれていた。


「やば…
今、何時だろ…?」

ガラー。

「お、やっとおめざめか、お姫様。
なんちゃって」

なにがなんちゃってよ。

「大丈夫か、さなり。
歩けるか??」

少しクラクラするけど…。

「大丈夫…です。」

あー。なんか緊張。
先生と二人きりなんてめったにないもんね。

「今日はもう遅いし
俺が車で送るよ」

「いーよ先生、わたし帰れるから大丈夫。」

「だーめ、俺が心配じゃん。
おとなしく先生の言うことを聞いてなさい。わかった?」

なにそれ、ずるい…。
ドキドキしちゃうじゃん。

「は〜い」

平常心をよそおって返事をする。


てかてか!
よく考えると先生の車乗れるんだ!!
やった〜!!